手術から一夜明けて・・いやその夜中だと思うけど両肩の痛みで目が覚めた
異常に痛かったけど、どうすることも出来ない、動けない
自分がどこに居るのかもはっきり把握していない
カーテンだけで仕切られた部屋の向こうは事務用のテーブルがたくさんある
そのうち喉の渇きに気づきナースコールを押して口をゆすぐ手伝いをしてもらう
気がつくとお腹がゴロゴロして腸に残っていた便が一気に出てしまった
恥ずかしながらそれも2回
看護師さんに迷惑をかけたと思ったがもうなすがままの状態なのです
自分に目をやると指には酸素濃度の計器がつき、心電図や心拍確認の機械もある
鼻に太めのチューブが入っていて、おしっこも細い管で外に出ている
お腹にはヘソからみぞおちまで20cmほどの縫い傷と左右横腹から3本、管が出ている
腕には点滴、背中には麻酔薬を入れる管が繋がっているので動きようがない
映画で観たことのある人造人間を作っているシーンがそれに当てはまる
唯一の安らぎは口をゆすぐこと 飲めないけど水の冷たさが生きてる感じがした
数時間ごとにお腹や背中の痛みがきつくなりコールすると背中の麻酔薬を入れてくれる
一瞬ヒヤッとする気持ちよさは2,3分で効き目が表れまた眠ることになるのです
ここで約1日過ごしたが、生きていることの実感だけで十分幸せでした
いろんな人に感謝した 亡くなった両親や家族、心配かけた人たちへ
かず(一)'s island
尼崎でジャズ喫茶を始め 途中で2階に移り、 ジャズもなくなり 普通の喫茶店になったけれど 40年も続いたのは幸せです
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